前回は叱る前の下準備についてご紹介しました。
部下と間に信頼関係を築き、心理的安全性を確保できたところで、今回は実際に叱るためのスキルを見ていきましょう。
叱り方のNG編
まずはNGな叱り方を4つご紹介します。
<機嫌で叱る>
その日の気分や自分の体調の良し悪しで叱る境界線がブレてしまうのは良くありません。
叱るための準備編で決めた「基準」に沿った叱り方をしましょう。
”機嫌ではなく基準で叱る”ことが大切です。
<人格を否定する>
叱ってよいのは行動・行為・振る舞い・結果
叱っていけないのは人格・性格・能力
遅刻をしたことを叱るのは〇
だらしないから遅刻するんだ!は✕
ということですね。
<人前で叱る>
見せしめ的なことを考えて人前で叱るのは良くない事です。
叱る時は1対1で、面と向かって、が原則であると考えましょう。
<感情をぶつける>
自分のイライラをぶつけたり感情を爆発させた叱り方では、相手は聞く耳を持ちません。
責められたと感じて叱られたという印象だけが残ってしまいます。
常に冷静さを保って叱るようにしましょう。
まとめ
今日は叱り方のNG編として4つのNGをご紹介しました。
もしかしたら、自分にも心当たりがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
叱るという行為は、部下の成長や職場環境の改善、業績向上に向けた前向きな行為です。
ぜひ、今までの自分の叱り方について振り返ってみてください。
プラチナマナーでは、職場のコミュニケーション力UPや上司と部下の関係改善のための「叱り方」の指導を行っています。
毎日を気持ちの良く過ごせる職場環境を作るためにも、ぜひご検討ください。