叱り方の教科書④

ここからはいよいよ叱り方のGOOD編を見ていきます。
すぐに実践していただけるものばかりですので、部下の成長につながる叱り方に少しずつ変えていきましょう!

リクエストとして伝える

「いつも散らかっているじゃないか!」ではなく「片付けてくれると助かる」という風に、リクエストベースで伝えます。
その時のコツとしてまず、具体的で明確であること。
「きれいに片付けて」では曖昧ですが、「物が全くない状態に片付けて」ならはっきりと完了したことが分かります。
もう一つは、行動に移した時の評価ができること。
「ちゃんとした書類」では曖昧ですが、「誤字脱字がない書類」なら誤字脱字がセロという評価で表せます。

行動計画につなげる

「ごめんなさい」を言わせるために叱るわけではありません。
状況を改善させるためにその後の行動計画を考えさせることが重要です。
ゴール達成のためにポジティブな意識を持たせ期限を決めて取り組ませることで、目標達成につなげていきましょう。

振れ幅に合わせた叱り方

叱る基準からずれたら、その振れ幅に合わせた叱り方をします。
①様子見
②指導(ちょっと叱る)
③注意(しっかり叱る)
④厳重注意(絶対に許さない)
やらなければいけないことを忘れている、その程度なら①様子見でもいいかもしれませんし、コンプライアンスに違反するような重要事項なら④厳重注意が必要です。
叱る側の”さじ加減”ですね。

まとめ

叱り方って実は”スキル”なんですね。だからこそ、今はうまく叱れていない上司の皆さんでもそのスキルを身に付けていくことは可能です。そしてもちろん慣れや経験も必要です。
プラチナマナーでは、そんな叱り方の”スキル”を効果的に身に付けていただける「叱り方指導」を行っています。
上司が部下を自信を持って適切に叱れるようになれるお手伝いをしていますので、ぜひご検討ください。


この記事を書いた人

本田奈保美

プラチナマナー代表
日本マナーOJTインストラクター協会認定講師
アンガーマネジメントファシリテーター

「分かる&身に付く」をモットーにした研修で人材育成に貢献します。
ビジネススキル、ビジネスコミュニケーション、接客サービス向上、マナーなど、多数の分野で企業研修に登壇しています。

<主な研修内容>
・新入社員研修
・ビジネスマナー
・接客接遇、サービス向上
・階層別研修
・コミュニケーション
・アンガーマネジメント
・ハラスメント
・クレーム対応
・リーダーシップ
・アサーティブコミュニケーション
・ストレスマネジメント

<書籍出版>
「専業主婦の働くという選択」~子育てママの社会復帰応援BOOK~
Amazon kindle より発売中

<研修実績>
・大手飲食チェーン
・法人会
・商工会議所
・福祉バスサービス
・新規就農者
・美容
・不動産
・GS
・ゴルフ場
・ホテル
・大手商業施設のOJT指導
など多数