「食べる」の尊敬語・謙譲語
前回、尊敬語と謙譲語の違いについてお話ししました。
相手に言う時は尊敬語、自分の事を言う時は謙譲語です。
では、「食べる」を例に見てみましょう。
食べることを相手にすすめる時、なんて言いますか?
自分が食べる時にはなんて言いますか?
相手にすすめる時は「召し上がれ」と言いますよね。
だから「食べる」の尊敬語は「召し上がる」です。
自分が食べる時には「いただきます」と言います。
だから「食べる」謙譲語は「いただく」なるわけです。
普段から自然に使っている!?
「召し上がれ」や「いただきます」って、これは尊敬語、これは謙譲語、なんて普段から意識せずに使っている言葉ですよね?
なぜ意識せずに使えるかって、慣れているからなんです。
敬語は難しい!と思われがちなのですが、大事なのは慣れること!
慣れてしまえば、日常語としてすんなりと口から出てくるようになります。
おまけ
私は仕事柄、「承知しました」や「~いたします」などちょっとかしこまった話し方をよくします。
敬語は慣れることが大切とお伝えしましたが、慣れ過ぎてしまって、先日小学生の子供のお友達に「承知しました」と無意識に言ってしまいました。
これには自分でも苦笑。小学生のお友達には2度見されました。