叱り方の教科書③

叱り方のNG編についてお伝えした前回の”叱り方の教科書②”では、思い当たる節があるとちょっとドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、もう少し進めて叱り方のNGワード編についても見ていきましょう。

叱り方のNGワード編

①過去を遡る言葉
・前から言おうと思ってたんだけど・・・
・何度も言ってるけど・・・
・あの時もそうだったよね・・・
その時その場で起きた事、すなわち”現行犯”だけを叱るようにしましょう。

②責める言葉
・なぜできないの?
・何度言ったら分かるの?
・なぜ失敗したの?
これでは相手が委縮してしまうだけで、逆効果ですね。

③強い表現
・いつも
・絶対
・必ず
・間違いなく
・二度と
本当にいつもですか? 本当に絶対ですか?
一方的な決めつけや強い表現での威圧は、相手に反発心を産んでしまいます。

④程度言葉
・ちゃんと
・きちんと
・しっかりと
・普通
「ちゃんと報告しろ」ではなく「ここの数字について報告して」と明確に伝えましょう。

まとめ

部下の成長や育成につながるよう、上司が部下を叱る時には言葉選びも慎重にする必要があります。
言い訳や反発心ではなく、前向きな行動計画につなげられるようにしたいですね。
プラチナマナーでは、そんなポジティブな行動計画につながる叱り方の指導をしています。
上司と部下のコミュニケーション改善のためにも、ぜひご検討ください。

この記事を書いた人

本田奈保美

プラチナマナー代表
日本マナーOJTインストラクター協会認定講師
アンガーマネジメントファシリテーター

「分かる&身に付く」をモットーにした研修で人材育成に貢献します。
ビジネススキル、ビジネスコミュニケーション、接客サービス向上、マナーなど、多数の分野で企業研修に登壇しています。

<主な研修内容>
・新入社員研修
・ビジネスマナー
・接客接遇、サービス向上
・階層別研修
・コミュニケーション
・アンガーマネジメント
・ハラスメント
・クレーム対応
・リーダーシップ
・アサーティブコミュニケーション
・ストレスマネジメント

<書籍出版>
「専業主婦の働くという選択」~子育てママの社会復帰応援BOOK~
Amazon kindle より発売中

<研修実績>
・大手飲食チェーン
・法人会
・商工会議所
・福祉バスサービス
・新規就農者
・美容
・不動産
・GS
・ゴルフ場
・ホテル
・大手商業施設のOJT指導
など多数